FCデザインでは学生実験などにおいてエンジンの性能計測の実習を行うことができる“デスクトップ型超コンパクトエンジン動力計” をラインナップしています。コンパクトながら本格的なエンジン性能試験、エンジンマネジメントができます。

キャブレターのエンジン+動力計のシンプルなBタイプ
Fi燃料噴射システムと統合したエンジン制御付きAタイプ
さらに動力計測をPCでコントロールするCタイプ

がございます。いずれのタイプもオプションで
燃焼圧センサーによる燃焼圧解析
ボアスコープによる燃焼観察/高速度カメラ撮影
が可能です。




「Fiシステムと統合した高性能タイプ(Aタイプ)」


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「【製品紹介】学生実験用FIエンジン動力計 FI仕様(計器パネル、動力計一体型)」
この動力計では通常の回転速度、トルクの計測に加えて、運転中にリアルタイムに噴射量を変えて空燃比を変更することや点火時期の変更が可能です。

ホンダのGX120エンジンに当社製Fi燃料噴射システムを採用しています。
エンジンの出力軸に取り付けられた空冷渦電流制動装置によってエンジン負荷を与えます。
制動力はコイル電流ダイアルにより指示します。
次のような項目を計測・計算して求めることができます。

計測項目
・エンジントルク T
・エンジン回転数 N
・吸気管負圧 Pin
・エンジン温度 T
・排気温度 Tex 
・空燃費 A/F 
・燃料流量 Qf(燃料噴射時間から計算)

・吸入空気量=A/F、燃料流量(燃料噴射システムののデータモニター画面に表示)より計算
・熱効率   =トルク、エンジン回転数、燃料流量より計算
・平均有効圧=排気量、エンジントルクより計算
・排気損失  =吸入空気量、排気温度より計算
・熱勘定   =燃料流量(入力熱量) 
正味出力、排気損失、機械抵抗(カタログ値)、ポンピングロス、未燃損失(カタログ値又は排ガス分析計)より計算(排出熱量)

この装置一台で燃料噴射、点火、動力計の仕組みを学習する事が出来ます。
こちらのビデオで概要をご紹介いたしております。



現在のブラックボックス化されたエンジン制御装置やコンピュータ制御の大型動力計では得られない、生のエンジン制御の仕組みや動力計測に対するを理解を促進する事ができます。
実際にやって見る事でテキストや机上で得られるものよりもより深く理解や興味を与える事ができる実験装置です。ぜひご検討ください。

価格表はこちらです。
価格表内Aタイプが本商品です。




「よりシンプルな回転速度、トルクのみの計測に特化したモデル(Bタイプ)」

Fi燃料噴射システムや点火制御が無く、通常のキャブレターのままのエンジンの計測ができるタイプで、Aタイプの廉価版となります。価格表内のBタイプが該当します。より多くの学生により手軽にただし本物の計測を体験させたいような場合にはこちらの動力計がお勧めです。設置場所を選ばない卓上タイプですので、エンジンの分解組み立て実習と組み合わせてお使いいただくとより興味深い授業ができるのではないかと思います。
(エンジン運転中の換気・排気についてはご注意ください。)

価格表はこちらです。
価格表内Bタイプが本商品です。





「PC動力計計測システム+Fiシステムと統合した高性能タイプ(Cタイプ) 」


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FI+PC計測仕様


Cタイプ動力計では近代的なPCを用いた動力計測が統合されており、以下の項目を実現しています。

(1) 各計測値の画面表示

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(2) 各計測値のファイルへの記録と印刷、CSVファイルへの記録
(3) エンジン回転数の制御(負荷の回転速度制御)
(4) 自動記録(一定時間間隔での記録や回転速度毎の記録。※オプション)

計測・制御が自動化できますので、近代的な動力計システムの構成を卓上で体験できるだけでなく、本格的な研究にもお使いいただける動力計システムです。
計測項目はAタイプと同じですが、コンピュータによりが負荷を回転速度目標値で制御しますので計測したい回転速度毎の記録などが可能になります。

計測ソフトウエアについてはこちらをご覧ください。
価格表はこちらです。価格表内Cタイプが本商品です。

本商品の概要をビデオでご紹介しています。



上記以外にも、ご予算やご要求に合わせた仕様での製作も承っております。お気軽にご連絡ください。


価格は2014年1月現在のものです。仕様、外形、価格は予告なく変更する場合がございます。ご了承ください。




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